9.11

 11月にニューヨークのマンハッタンで1週間ずつの連続個展を予定していた私達は行くか、行かないか」の選択を迫られた。
 一旦は皆で行く事を決意した。
 「展覧会をしてこよう。」・・・
 しかしその後のギャラリーとのやり取りで、結局延期が決まった。
 私達は年内、国内で展覧会をするということにしてその展覧会までに『メッセージ』を考え、討論していくことになった。

 私達は、アメリカの推し進めてきたグローバリゼーションの弊害をみた。
 アメリカが自国の国益中心にふるまうわがままさに驚いた。
 力で世界を制するアメリカが火種の元を育ててきた事を知った。
 アメリカは武力を行使するのではなく、自分達がどうして憎まれているのか理解しようとする努力が必要なのではないか、と思った。。。




      

       「Power of living in TOKYO」    「Power of living in KABUL」
        Hiroko Takakusaki, 2001, Oil on canvas




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Hiroko Takakusaki, 2001, Oil on canvas


     「創造と破壊」

     ものごとを創り上げていくのは困難ですが破壊は一瞬です。
     平和を守り抜く努力に比べて戦争を始めることは簡単です。
     自分の傷みをわかってもらう為にとるべき行動は何だろう。
     目には目を?そんなことはもうお終いにしなくてはいけない。
     人が人であるために、地球を、母なる大地を守るために、
     真剣なコミュニケーションが欠かせないことは明らかです。
     人生の目標として、創造を大切に考える私たちのアートが
     人の心を繋ぐものとなることを願っております。そしてまた
     世界中の傷ついた人達の癒しとなることを願っております。

2001.10

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